あわうた 48音の神秘 |
「古代大和ことば」は単音語(一音一音が意味を持つ)で、一音一音に神が宿り、森羅万象が成り立っていると言われています。
「ホツマツタヱ」の中では「あわうた」について、つぎのように記されています。 |
あわのうた かだがきうちて
ひきうたふ おのつとこゑも あきらかに ゐくらむわたを ねこゑわけ ふそよにかよひ よそやこゑ これみのうちの めくりよく やまひあらねは なからえり すみゑのをきな これおしる わかひめさとく |
【現代語訳】
あわの歌を葛垣打琴の音にあわせて歌うと、 自ずと声も明らかになり、 五臓六腑や魂の緒までが 四十八音の神々の言霊の霊妙な力によって 整うのです。 心身の神気・霊気の巡りが良くなり、 病にもかからなければ、 長寿を得ることができます。 |
四十八音の神々の言霊(ことだま)とはアカハナマ四十八音のことです。
これら一音一音は言霊の神々であり、この「四十八音神」によって心身が成り立っています。 この四十八音の言霊によって、次のような力が生まれると言われています。 ・天界と地界の生命力を一体化してヒトの生命力とする力 ・気候風土天変地異に対応して調和する力 ・五臓六腑や神経や心のはたらきを整えて作動させる力 ・眉目貌(みめかたち)を健全にして守りはたらかせる力 など、 人体の、陽の十二の経絡とツボの裏・表、陰の十二の経絡とツボの裏・表、合計四十八の経絡とツボは、言霊の神々と人体が交信共鳴しあう窓であり要(かなめ)の地(ところ)であるようです。(石田英湾 著「言霊アワ歌の力」より) 「ホツマツタヱ」では、ア・イ・ウ・エ・オの五音は、それぞれ、うつほ(空)、かぜ(風)、ほ(火)、みづ(水)、はに(土)を意味していると言われ、この空、風、火、水、土の五元素すなわち、ア・イ・ウ・エ・オが合体して人となったという、「五元素五音融合」の記述があります。 |